コーヒーをお買い求めになる際、皆さんは「豆」で購入されますか?

それとも「粉」で購入されますか?

忙しい日常の中で毎日飲むコーヒーですからあまり手間はかけたくないもの、

でもコーヒーは「豆」と「粉」ではかなりの違いがあるんです。

ここでは、コーヒーを「豆」で買うのか「粉」で買うのか、その違い、

より美味しく楽しむためのアドバイスなどをご紹介します。


コーヒーは焙煎後炭酸ガスの放出と酸素の吸収をしながら熟成をします。

これはいわゆる酸化の過程ですが、焙煎後1週間~10日くらいまでは、

酸化というよりは熟成と言えるような、香味が増してくる期間になります。

但しこれはあくまでも「豆」での場合の話しです。

粉挽きにした場合、空気と接する面積は20倍以上になりますので、酸化が一気に進み、

熟成ではなく「劣化」の方向に大きく傾いてしまいます。

(ちなみに、焙煎直後の豆をすぐに粉挽きにしてしまいますと、
熟成前の豆を一気に大量の酸素に晒すことになり、
熟成をしないまま一気に酸化させてしまうことになります。
このため、当店では粉挽きは少なくとも焙煎後、
一昼夜豆を休ませてから行なっております。)


豆でも焙煎後3週間を過ぎますと、いわゆる「悪い酸化」の状態となっていきます。

この経過は保管温度によっても大きく影響を受けますので、

冷蔵庫や冷凍庫への保管をすることで香味の劣化は遅くすることができます。

コーヒーの保管は冷蔵庫、できれば冷凍庫で、とお願いする理由です。
(但し必ず密閉容器に入れて)

個人的な感覚ですが、冷蔵庫で2週間~1か月ほど寝かせたコーヒーは

焙煎後数日経ったコーヒーよりも美味しいような気もしています。
(勝手に低温熟成などと言ってますが・・・)

コーヒー豆は「香りの熟成カプセル」のようなものです。

焙煎後の時間経過と共に移り変わっていくコーヒーの美味しさを存分に楽しむなら、

やはり豆での購入が断然良いということになります。

また、コーヒーの香りは豆を挽いた時、最も強く発散されます。

この素晴らしい香りを人任せにしてしまうのはもったいないですよ!

高額なミルは必要ありません。当店で紹介しているようなプロペラ式の

3,000円前後で買えるようなものでも、ご家庭用のミルサーなどで代用してもいいんです!
簡易ミル カリタKCM45 2,900円
(家庭用ミルサーなどで代用する場合は匂い移り防止のため、
必ずコーヒー専用のミル容器をご用意下さい。
フタになる部分で大体いくつかのサイズがあると思いますので、
そのうちの一つをコーヒー専用にするといいと思います。)


もちろん、「ミルは持っていない!」「面倒でいちいち挽いてられない!」という

多くのお客様のお気持ちも十分承知いたしております。

粉でご購入される場合は、

出来る限り少量づつの購入をすること。

密閉容器に入れ、冷凍庫で保存をすること。

冷凍庫から出した粉は必要分を取ったらすぐに冷凍庫に戻すこと。

冷凍庫から出したコーヒーは冷たくなっていますので、

抽出する時は必ず、沸騰したてのお湯を使います。

以上の点をご注意いただければ、粉でもかなり美味しくお召上がりいただけると思います。

コーヒーは腐ったりするものではありませんが、

できれば焙煎後2~3週間以内に消費することが美味しく召し上がる方法だと思います。